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病院紹介病院理念・基本方針

鹿島労災病院の理念

愛・信・恕の精神に基づいて、働く人と地域の皆様に信頼される医療を目指します。

鹿島労災病院の基本方針

  • 働く人々の健康と生活を守り、予防医療を実践します。
  • 地域社会と連携し、きめ細やかな医療サービスを提供します。
  • 医療の安全と質の向上を目指します。
  • 人間性豊かな優れた医療人を育成します。
  • 健全な経営基盤を築き、良質な医療を提供します。

愛(あい)・信(しん)・恕(じょ)

名誉院長 佐藤重明, 鹿島労災病院病院誌第19巻, 1999より

愛・信・恕

当院は、今年(1999年)、創立20周年を迎えました。いくつかの記念行事が準備委員会で計画され行われましたが、それに先立ち、病院の理念が明文化され発表されました。これらの理念は、開院以来、坂巻名誉院長はじめ諸先輩達が、日頃より話し合われていたことでもあり、目新しいものではありませんが、その中に少し耳慣れない上記の言葉があります。私が日頃、座右の銘、自戒の言葉としているものであり、入れて頂きました。この言葉は、昭和58年、山村雄一先生が大阪大学卒業式で総長祝辞として卒業生がこれから社会に出て出会う様々な人々との良き人間関係を築くための教えとして贈られたものです。

毎日、沢山の、多くは何らかのハンデを持つ人々と接する医療人である私たちにとって、それらの人々といかに良い人間関係を築きそれを維持してゆくか、とても大切な教えと思っております。

はじめは「愛」です。仏教もキリスト、イスラム教も、すべての宗教はその基本として愛を説いております。それは人間としてもっとも大切なものであり、かつもっとも難しいものだからかもしれません。愛の形にもいろいろありますが、とりあえず私たちに求められるものは「人間愛」でしょう。まず患者さんを「愛すること」です。ところで、真の愛を突きつめてゆくと、その背景には、静かで山のような「信」がなくてはならないことに気づきます。嬰児に乳を含ませる母と子の愛と信頼の姿を思い浮かべてください。「愛するためには信じる」ことです。だが信じるということも、言うはやさしいが行うことは難しい。わがまま身勝手で、嘘をいい、言い逃ればかり、そんな人はどこにでもいるようです。信じることは容易ではありません。このような人間関係の中で人を信じるためには恕(ゆる)す心がなくてはなりません。「恕(じょ)」とは相手の立場にたってゆるす、思いやりの心です。しかし、恕すことも難しい。人によってはもっとも難しいことかもしれません。このもっとも難しいことを可能にするものは、最初に戻って、「愛」です。愛がはじめにあれば、人は恕すことができるのです。「恕すためには愛する」ことです。

どのような時代でも、医療は人と人との出会いから始まります。「愛」「信」「恕」をもとに患者さんとの素晴らしい、豊かな人間関係を祈ります。

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